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ボール・ウォッチ独自のテクノロジー②

2021年01月27日作成時の在庫状況や金額です。
随時変動しておりますので、現在の状況に関しましては、店舗までお問い合わせください。
また、スタッフは写真撮影の際には、手指の消毒を行っております。

こんにちは!

 

ボール・ウォッチのテクノロジー①に続いて今日もテクノロジーのご紹介です!

 

2、耐磁性

近年の時計のトラブルにおいて「磁気帯び」はもっともメジャーな1つとなっています!

それぐらいに磁気は身近に多数存在していて、目に見えず、非常に多いトラブルです。

そもそも耐磁時計を構成する方法は2つ

ムーブメントのパーツ自体を磁気帯びしない素材で作る方法!

 

内部パーツにまで磁気が流れないように、ムーブメント周囲を磁気シールドで覆う方法!

こちらは磁気の流れをブロックするよりも積極的に磁気をシールド内に取り込み、内部に影響が出ないうちに素早く流し去るという方法です。

このような構造を「ファラデーケージ」と総称し、ボール・ウォッチでは異なる素材と構造を持つ2種類のファラデーケージを採用しています。

 

そのうちの1つが軟鉄またはミューメタル製のインナーケースとベースダイアルで、ムーブメントをすっぱりと覆う

「耐磁インナーケース」

エンジニアハイドロカーボンやエンジニアシリーズの一部で採用されています。

ムーブメントは軟鉄またはミューメタル製の中蓋、ムーブメントホルダー、そしてベースダイアルからなる特別なインナーケースによってしっかりと覆われています。

 

現代の耐磁時計で最も一般的な手法で、断面積や容積が大きい方が耐磁性能が高く出来るため、ケースサイズに十分な余裕のあるモデルに向いている傾向!

 

一方でボール・ウォッチが独自に開発したのがコチラ

「A-PROOF 耐磁システム」

極薄のミューメタル素材を用いて、カメラのシャッターのように開閉する「耐磁シャッター」を」搭載する事で任意にシースルーバック化する事も出来ます。

操作は非常に簡単でベゼルを回すだけの優れもの!

シースルーバックでムーブメントの動きを楽しむも良し!シャッターを閉めて耐磁80,000A/mにするも良し!

 

パーマロイ合金に似た特性を持つミューメタルは、軟鉄に比べて素早く磁気を流し去る事が可能なため、ファラデーケージ自体の薄型化にも成功しています。

また、ミューメタルの素材自体も、ボール・ウォッチによる独自のレシピで新規に開発されており、耐触性と審美性を高めるために銅を含まない合金が用いられています。

「A-PROOF 耐磁システム」搭載モデルはコチラ

 

因みに耐磁時計の説明でよく出てくるA/m(アンペア毎メートルやアンペアパーメートル)他ブランドではガウスという言葉も目にしますが、

そもそも日常生活の中に溢れている磁気の強さの数値は???

 

製品名 磁界の強さ(単位:A/m)
密着状態 5cm離れた状態
オーディオスピーカー 4,000~12,000 50~150
冷蔵庫 ドアマグネット 30,000~65,000 400~800
磁気健康器具 70,000~100,000 800~1,200
携帯電話 160~22,400 ~300
パソコン 2,400~3,200 30~40

 

強いの弱いのか分かりにくいですが、下記日本時計協会のHPを見てみると・・・

 

耐磁性能

種類 耐えられる磁界の強さ
(直流磁界の場合)
説明
一般の時計 1,600A/m
(約20ガウス)
腕時計が最低限、満たしていなければならない耐磁性能。
1種耐磁時計
(耐磁時計)
4,800A/m
(約60ガウス)
日常生活において,磁界を発生する機器に耐磁時計を5 cmまで近づけてもほとんどの場合に性能を維持できる水準。
2種耐磁時計
(強化耐磁時計)
16,000A/m
(約200ガウス)
日常生活において,磁界を発生する機器に耐磁時計を1 cmまで近づけてもほとんどの場合に性能を維持できる水準。
ダイバーズ時計 4,800A/m
(約60ガウス)
ダイバーズ時計が満たしていなければならない耐磁性能

 

一般の時計ですが1,600A/mが限界です。

 

そんな時計が磁気の強さの表で見ると携帯電話と密着状態だと160A/m~22,400A/mの磁気を受けます。

 

何か気兼ねなく使いにくくなるような話しになってしましましたが、何をお伝えしたいかと言いますと・・・

 

ボール・ウォッチがお勧めです!

 

では。