「ジンの時計の技術力」

 

本日もブログをご覧頂いてありがとうございます。

 

本日も603EZM-3Mの中に隠された技術をもとにご紹介です。

 

 

モデル:603EZM-3M

値段:¥330,000+税

 

本日は、Sinnの時計の耐磁性能についてです!!!!

 

 

そもそもなぜ耐磁性能が必要なのか?!

私たちは、日々、磁力に囲まれて生活しています。

 

例えば、AV機器・スマホ・コンピューターがあります。

 

スピーカーは、約40,000A/m、家庭内で最も強い磁力と言われているのは

冷蔵庫のドアを開閉するための磁石です。64,000A/mです。

さらにハンドバックの留め具は、72,000A/mとなります。

 

もし、磁力の影響を受けるとどうなる?

腕時計内部の金属部品が磁化することで、部品同士が引き寄せあい負荷が高まり、正常に動作しなくなります。腕時計が磁気帯び状態になると日差が多くなり、場合によっては完全に停止してしまうこともあります。

 

その中で、JIS規格(日本工業規格)では

一般的な時計に必要とされる耐磁性は1、600A/m(非耐磁性時計)

磁気に5cmまで近づけてもほとんどの場合性能を維持できるレベルの耐磁性は、4,800A/m(第一耐磁性時計)

磁気に1cmまで近づけてもほとんどの場合性能を維持できるレベルの耐磁性は、18,000A/m(第二磁性時計)

となっています。

 

日本の工業規格が定めている基準は、上記の通りです。

 

耐磁時計の歴史は?

 

さて、そもそも、耐磁時計の歴史は、1960年代から始まりました。

 

エンジニアやパイロットが使うためのものとして完成しました。

 

その時計は、軟鉄(磁力を帯びにくい素材)で作られたインナーケースが使われていました。そして、とにかくゴツい時計になるのです。

 

さらに近年になると周りは、スマホやパソコンなど特定の職種の人たちだけでなく、

私たちの身近な場所に磁力が蔓延しました。

 

 

そこで、1994年に社長となったローターシュミット氏率いるSinnは開発しました。『マグネティックプロテクション』です!!!

 

こちらは、軟鉄性のリングでムーブメントを保護し、

文字盤と裏蓋にも軟鉄を使用しました。

それによって、ごつすぎない耐磁性時計が完成しました。

 

 

なんと80,000A/mという耐磁性能なのです!!!

(ロレックス開発のミルガウス時計と同じ耐磁性能!)

↑ステンレススチール製の裏蓋の上から磁石を置くと

裏蓋の下のクリップを吸いつける。

 

↑マグネティックプロテクションの使用した裏蓋だと、

磁力を通さないので、クリップを吸い付けない。

 

マグネティックプロテクションは、普段の生活で磁力の高いものからほぼ保護します。

 

普段の磁力で囲まれてる中で、私たちが機械式時計を使用する中で、知らずのうちに磁気を帯びることもしばしばありあます。

 

その中で、かつては、プロしか使えなかったものを身近に使えるのです。

 

 

ただ、耐磁性という必要性だけでなく、プロ仕様というロマンが詰まっているのです!!

 

 

このマグネティックプロテクションは、603EZM-3Mでも使用されています。

 

ぜひ、この技術力の詰まったSinnの時計を店頭で体感してみてください!!!

 

 

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