いつもA.M.Iをご愛顧下さりまして誠にありがとうございます。
愛知県から発表された「緊急事態宣言」を踏まえ、
名古屋PARCOが全館臨時休業となりました。
それに伴いA.M.I名古屋PARCO店も同様に当面の間、
臨時休業となります。
みなさまもご自宅で自粛されている方も多いかと思いますので、
こちらの更新をご覧頂いて、少しでも楽しんで頂ければ幸いです。
- [Sinn (ジン)]
- 【世界限定500本】158
- Ref.158
- ¥430,000+税
本日は、
こちらのジン158にどのようなルーツがあるのかご紹介させて頂きます。
少し長いと思いますが、
時間がありましたらゆっくりご覧いただければ幸いです。
まずは、
ドイツの時計メーカー「ジン(Sinn)」
がどのように生まれたのかを簡単にご紹介しましょう!
ジンの創業者「ヘルムート・ジン」氏は、
第1次世界大戦のさなかの1916年に生まれました。
そして、
20歳の頃、ドイツ国防軍の空軍に入隊し、
憧れのパイロットになり、
第2次世界大戦では、長距離偵察飛行隊の一員となりました。
時に危機的状況に直面する戦場での経験を通し、
彼は、
「どのような飛行においても、
正確無比な計測装置が必要不可欠である」
と痛感していました。
パイロットとして有能であった彼は、
飛行教官をしながら、
第2次世界大戦が終結すると同時に、
空軍のパイロットとしてのキャリアを終えました。
実にキャリアを終えるまで、
総飛行距離は100万㎞以上、総飛行時間は2万時間を超えていた
ヘルムート・ジン。
その彼が、
空軍時代の知己を頼り、
パイロットとしての経験と理念をもとに
ジンを立ち上げました。
そして、
1967年にNATO軍の時計管理ナンバーを受けて、
当時の西ドイツ空軍に制式採用されたのが「155」でした。
この時、調達先に選ばれた時計メーカーが2社。
ひとつが、ホイヤー・レオダニス社(現タグ・ホイヤー)
もう一つが、ジンでした。
軍は、制式クロノグラフを共通して
タイプ1550と呼び、どちらのメーカーで製造したものも
ジンが修理を担当しました。
当時から名機との呼び声も高く、
ジンの名を広く世に知らしめた「155」は、
当時としては大型の直径43mmのケースに、
手巻きのバルジューCal.230を搭載していました。
スモールセコンドと30分積算計を装備、
フライバック機能を備えていました。
※158には、フライバック機能はありません。
操作性と視認性を向上させるべく、
黒くて大きな回転ベゼルが搭載されていました。
数字と目盛りの入れ方にも特徴があります。
ある時そんな「155」を目にした記者から、
なぜこんなにも大きな時計を作っているのかと問われ、
ヘルムート・ジンは、
「私は時計を作っているのではない。
計測機器を作っているのだ。」
と答えたと言われています。
このように、
創業者の理念が詰まった155を忠実に再現しながらも、
現代的に使いやすいデイト表示や、
オリジナル性を損なわず、
アクセントの赤色を加えた素晴らしいモデルがこの「158」です。
私たちの現在の努力や行動も、
その物事だけをしているだけではなく、
今後の平和な未来を創造しているのだと思います。
ぜひみなさん、協力し、
この事態が収束した際には、
また、皆様に笑顔でお会い出来る日を楽しみにしております。
A.M.I名古屋店スタッフ一同
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